ウェッジのソールグラインド
随分長いことブログの更新をサボってしまいました。
今回行ったのはウェッジのソールを削る作業です。
ウェッジのソールを削る作業は、工房業務としては一般的ですが、ほぼ100%トレーディングエッジ側からソールのグラインドを依頼されます。
しかしながら、今回はリーディングエッジのグラインドを行いました。
ソールを削ったクラブは・・・
今回削ったクラブはこちらです。
アキラプロトタイプ H858 H852で、自分のクラブです。
このウェッジは日本のメジャー競技の2016年日本ゴルフツアー選手権で塚田陽亮プロがSRIXON契約だったにも関わらず使用して優勝したモデルになります。
ソール中央部以外は元々削られていて、テクニシャンには非常に好まれたウェッジです。
見た目も少しだけ大きく見えて、構えた時に安心感があり、何より格好良いという所有感を満たしてくれるのですが、自分が使用するのはためらっていました。
なぜ使用していなかったのか?
格好良くて、テクニックも使えるこのウェッジをなぜ使わなかったのか、それが今回のリーディングエッジのグラインドに繋がるのですが、その理由は、
「歯が尖っている」
からです。
初めて見た時から、ちょっと尖っているな!と感じましたが何だか短いアプローチで刺さりそうと思ってしまいました。
実際ラウンドで使ってみると、そんなことはないのですが、それでもグリーン回りでダフると自分の技術を棚に上げて「そのせいかな?」などと気になってしまいました。
なぜ禁断のカスタマイズなのか
そういう訳で使用をためらっていたのですが、このクラブは元々試打用に使おうと思っていたので、自分用にカスタマイズすることができなかったのですが、今年からレッスン中心に変更してアキラとの取り扱いが原則なくなり、中古屋に打っても二束三文なので調整することにしました。
実際にリーディングエッジを削ったものがこちら
ソール全体を削ったわけではないのでわかりにくいですが、リーディングエッジを削りました。
こんなわかりにくいグラインドがなぜ禁断なのかと言うと、それはこれがメッキ仕様だから。
削った直後だからこんな感じの見え方になっていますが、1回使用しただけでリーディングエッジだけ錆びてしまうでしょう。
これが想像以上にアドレス時に違和感を感じさせるのですが、僕の良く行くゴルフ場はアプローチ練習場があります。
そこにはバンカー練習場も付帯しているのですが、サビはバンカーで数回練習すれば取れてしまうので、自分にとってはそれほど気になることはないでしょう。
いい結果になることを自分自身に期待したいと思います。