こんにちは
またパターを買ったの?と言われそうですが、買ってしまいました。
今回はお客様が使わなくなったパターです。
数ヶ月前からお客様から「パターが全然入りません」と相談を受けていて、
ストロークを確認してみると、マレットタイプのフェースバランスタイプが合っていそうなので、
「今使っているパター(オデッセイ bird of prey)との相性はそんなに悪くない感じですよ」
「でも目標に正しくフェースが向けられていませんね」
と話していました。
しかしながら、お客様は今までずっとマレットタイプのフェースバランスパターを使っていたとのことで、一度他の形のパターも使ってみたいとのことでした。
そこで、私のピン型パターをお貸ししてみたりしたのですが、前半は悪く、後半は良かったとのことです。
そこで
「自分は受けたことがないけれど、一度、オデッセイかピンでフィッティングを受けてみたらいかがですか?」
とお話しました。
早速お客様はオデッセイでフィッティングを受けて来られると、
「ストロークタイプはまっすぐ引いて真っ直ぐ出すタイプなので、フェースバランスのマレット型と相性が良く、目標に正しく構えられていないので、フェースを目標に正しく構えること」
と先生と全く同じことを言われましたとのことでした。
結果としてお客様はTRIHOT 5K SEVENがおすすめとのことで買って来ましたとのことでした。

「これだと正しく構えられましたか?」と聞くと、
「それは診断してもらいませんでした。」とのことでしたが、
「この形状が気に入ったので。」ということなので、それなら問題はないでしょう。
自分が気に入ったものを使うのが一番です。
ただし一応覚えておいたほうが良いことは、パッティングにおいては、インパクトの瞬間にクラブフェースが狙った方向に正しく向いていることが一番大切で、スイング軌道以上にインパクト時のフェース面が優先されなければいけません。
アドレスでズレていても、インパクトで必ずフェース面が目標にスクエアに戻ってくるならば構いませんが、一般的にはアドレスで正しく構えられたほうがインパクトでもスクエアに戻しやすいと考えられます。
そのためお客様に、ある器具を用いてレッスンしました。
それがこちらです。(下記写真は自宅で参考用の画像なので、お客様の画像ではありません。)
レーザーの墨出し器になります。右側の写真が電源を入れたところ。



練習場でお客様のフェース面を確認してみると、4mくらい先のカップにフェースを合わせてアドレスすると、およそ2カップくらい右を狙って構えていました。
正しく構えると左を向いているように感じるということでしたが、自宅でも練習したいので、あとで購入先を教えてくださいということだったので、今後良くなってくるでしょう。
アドレスしてから、家族にレーザーを当ててもらうとズレがわかりやすいです。
そして、ここからが本題になるわけですが、お客様が元々所有していたパターを使ってレッスンしていたときに、このパターがめちゃくちゃ振りやすいことに気が付きます。


お客様は、もう使うことはないということなので、売ってもらいました。
オデッセイ bird of prey
正直こんな形状のパターがあるなんて、知りませんでした。
昨日お客様に売ってもらって、自宅で色々と検索してみると、慣性モーメントが5712とかなり高い数値のようで、最新のTRIHOTとの違いはインサートの違いとストロークラボシャフトの硬さの違いなのかと思います。
ですが、別にカタログ数値を見て売ってもらったわけではなく、単純に振りやすいと思ったから買ったのですが、アドレスしたときに、少し特殊な感覚があります。
それは最初にお客様が打ってるときに感じましたが、自分が構えていても、だんだんそう感じるようになりました。
それは、フェース高が低く見えることです。
これは嫌な印象ではなく、薄く感じるほうがボールの赤道を意識しやすく感じて新しい感覚です。
3本のパターを並べてみました。
BIRD OF PREY、BIGSEVEN TOEUP、TRIHOT 5K、


測ってみると、ピン型は明らかにフェース高が高いですが、BIG SEVENとBIRD OF PREYは同じ高さでした。ただし横幅が長いので、錯覚で薄く感じたようです。
これはさらに好印象でした。
とりあえず、今週コースで試してみようと思いますが、それ以前に、この腰痛でゴルフが出来るのか?ということを懸念しつつ、楽しみたいと思います。